下の写真は、伝統的な棒モグサを使用したビワ葉温灸と黄帝灸(こうていきゅう)を使用したビワ葉温灸の温熱効果を同じ条件で比較した映像(室温20℃、湿度31%で、サーモグラフィ―で計測)です。
モグサと同じ温熱効果が得られていることが証明されています。
棒モグサを使用したビワ葉温灸
棒モグサを使用してビワ葉温灸をしているところです。棒モグサの発熱部を足裏に40秒間押し当てた写真(開始40秒後)では、足裏上部に丸い赤と紫の輪が観察できます。これは、お灸の温熱が皮膚に当たり、その部位の体温が30℃~35℃を超える温度に上昇したことを示しています。そのまま10分間放置した後に、再び撮影した写真が(10分後)で示されています。丸い輪になっていた部位が緑色になり、足裏下部全体がオレンジ色(26℃から32℃)に変わっています。お灸の温熱が足裏全体に広がって、10分経過した後でも温かく残っていることが分かります。
黄帝灸を使用したビワ葉温灸
黄帝灸(こうていきゅう)を使用してビワ葉温灸をしているところです。開始40秒後と10分後の写真をみると棒モグサのビワ葉温灸の写真とほとんど同じ温度分布が観察されます。黄帝灸(こうていきゅう)を使用することで、棒モグサを使ったビワ葉温灸と変わらない温熱効果を得ることができることがこれらの写真で証明されています。
これが、棒モグサの温熱効果の再現にこだわった黄帝灸(こうていきゅう)の底力です。温熱が身体の深部にえぐり込むように感じ、筋肉・神経・リンパの全体に心地よい刺激を得られる根拠です。
ビワ葉温灸と黄帝灸の使い方(黄帝灸ビワ葉温灸)
以下に、ビワの生葉と黄帝灸(こうていきゅう)の使用方法を説明いたします。
黄帝灸(こうていきゅう)によるビワ葉温灸(黄帝灸ビワ葉温灸)は、ビワ葉と電源があれば、快適に、手軽に、安全に、素早く、一人で、どこでも行うことができます。
ビワ葉を準備する
ビワの葉は、あらかじめ洗って水気を拭き取ります。葉の裏面に黄帝灸(こうていきゅう)の発熱部を、葉の表面を素肌に押し当てます 。(ビワ葉が入手できない場合は、市販のビワの葉エキスとコットンパッドを準備⇒よくある質問)
身体に強く押し当てる
身体に強く押し付けて、熱ッという感覚があるまでジーッと待ちます。熱ッと感じることで温熱の刺激を充分に受け、ビワ葉成分を身体に取り入れられます。
次のポイントに移動する
熱ッと感じたら、次の当てたいポイントにそのまま 移動して、順次、熱ッ⇒ジーッ⇒熱ッと繰り返します。
ビワ葉をずらす
ビワの葉をしばらく当てていくと当てた部分が茶色に変色してきます。当てるビワ葉の位置をずらして常に新鮮な緑の部分に当てていきます。
ビワ葉を取替える
ビワの葉全体が茶色に変色したら取替えます。通常、30分間くらいであれば一枚で充分です。
この写真は、約45分間使用した後の変色ですが、ビワ葉の生育具合や時期により時間は異なります。
次のポイントに移動する
夏の暑い時期などに熱すぎると感じる場合は、白い紙(A4サイズを3つ~4つ折り)や綿のハンカチなどをビワの葉と黄帝灸の発熱部の間にはさんで、身体に心地よい熱さに調節して当てます。
ビワ葉を使用する時は、常にスイッチは強で使用してください。